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チベット密教の死生観~チベット死者の書~★牧野宗永

ネパールのチベット密教寺院で長く修行、五体投地を10万回、金剛薩埵の瞑想を10万回等、ハードな前行を行い、リンポチェ(高僧)よりチベット密教の奥義を伝授され、その後、仏教コミュニケーターとして活躍する牧野宗永氏。輪廻転生の死生観が色濃く反映され、死にゆくものへと語りかけるチベット死者の書(パルト・トゥドル)について語ります。

それによると、人は地(肉体)→水(体液)→火(体温)→風(呼吸)という四大融解のプロセスを経て死を迎えると言います。
そして意成身という状態になり中有の世界を経験するそうです。輪廻転生の死生観が強いチベット密教では、六道の世界(地獄、餓鬼、畜生、人間、阿修羅、天)に転生、チベット密教を修行した牧野氏がその世界を詳しく説明をいたします。


<牧野宗永遠 プロフィール>

大学の仏教学科卒業後、ネパールのカトマンドゥへ留学し、約11年間チベット仏教僧院に滞在する。五体投地10万回など、過酷な前行を2回成就させ、チベット仏教ニンマ派の伝える密教の教えであるゾクチェンの伝授を受ける。そのほか、チベット仏教ニンマ派の高僧たちから多くの貴重な伝授、灌頂を授かる。帰国後、チベット仏教の叡智を美術や教育を通して伝える「仏教文化コミュニケーター」として活動している。

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