ケルト、癒しと再生の森【ケルトの夢~歌とハーブで紡ぐ物語~】高野陽子&上原奈未

自然と共生する循環的な宇宙観
渦巻き紋様に象徴される根源的生命観
時空も生命も変幻する不確かさの感覚
混迷の時代だからこそケルトから学べ!

ヨーロッパの古層に広がるケルト
みなさんは、「ケルト」と聞いてどこを連想するでしょうか?アイルランド?実はケルトはヨーロッパの中央部に広がった古代文明です。大陸部に広がったケルト文化は、やがて海を渡り島へと伝わります。ヨーロッパ古層に広がったケルトを知るとキリスト教やギリシャ文明だけでは見えない別の姿が見えてきます。古層のケルトを見ると、そこには自然と共生した循環的な宇宙観や渦巻き紋様や絡み合う組紐など生命の根源的なものに迫るような生命観を見てとれるのです。

日本とケルト、そしてケルト音楽
ユーラシア大陸の東西の端と端に位置する日本とケルトは共通点が多いとも言われています。四季折々の感性を大切にし自然と共生してきた文化、妖精・八百万の神など目には見えない世界を大切にしてきた文化、古代に見られる巨石信仰の痕跡・・・。そして世界的なアイルランドの歌手エンヤ、あるいは、映画「タイタニック」に流れるケルト音楽の味わいは、癒しと再生の感性で私たちに近しいと感じないでしょうか? 

The Secret of Celt ~ケルト、癒しと再生の森~
「ケルトの夢~歌とハーブで紡ぐ物語~高野陽子&上原奈未」(60分)」

エンヤに代表され、映画「タイタニック」でも流れていたケルト音楽とは、アイルランドやスコットランド、スペインのガリシア地域も含まれるケルト文化圏の音楽です。哀愁を帯び癒しの感覚のメロディは現在では世界中の人々から愛されています。今回、ケルト歌手の高野陽子氏が、まず、ハロウィンの元となっているサウィン(11月1日)から一年が始まる、死から再生へ向かうケルト独自の生命循環サイクルの話とともに、上原奈未来氏のケルティック・ハーブの調べに乗ったケルト音楽を紹介します。(オンライン・ミニコンサート)
 
<オンライン・ミニコンサート曲名>
(1) My Lagan Love / Irish trad.
(2) Down By The Sall y Gardens / Irish trad.
(3) Bridget Cruise Second Air / Turlough O'Carolan
(4) Siúil A Rún / Irish trad.
(5) An M haighdean M hara / Irish trad.
(6) Éiníní Irish trad.
(7) Bràighe Loch Iall Scottish trad.
(8) Tha Mi Tinn Leis A’ghaol Scottish trad.
(9) Mylecharaine’s March Manx trad.
(10) She M oved T hrough T he F air / Irish trad.


<高野陽子 プロフィール>


ヴォーカル・ライアー
学生時代よりバンドで歌い始め、2000年頃よりプロのシンガーとして活動開始。2004年アイルランドへの旅を機に、ケルトの文化と音楽に魅了され傾倒する。その他のケルト文化圏―スコットランド、スぺインのガリシア地方、また沖縄の島々まで様々な土地を旅しながら研鑽し、土地で出会った物語やメッセージを歌い継ぐ。
ケルト音楽ユニットでの活動の他、ライアー(竪琴)や沖縄三線の弾き語りソロ、また、国内外の様々なジャンルのアーティストとも共演を重ねる。ヨーロッパツアー、国際ケルト音楽祭への出演など海外での活動も広がる一方、スペインのカミーノ・デ・サンティアゴ、熊野古道など国内外の様々な聖地巡礼もライフワークとしながら、歌や音を通じて、国や民族、宗教等あらゆる垣根を超え、全てが調和してゆく世界を目指しながら活動中。CD作品に「Leem」「Moruadh モルーア~海の歌い手」など。又、関西のケルト音楽家コンピレーションCD「CELTSITTOLKE/ケルトシットルケ?」Vol.4、Vol.6 にも参加。

【You Tube』https://www.youtube.com/channel/UCtxuOpOY8U0xHitYEVFt8Fg

<上原奈未 プロフィール>


ケルティックハープ
神戸女学院大学音楽学部ピアノ専攻卒。大学在学中より古楽、ケルト、北欧音楽に傾倒、ハープでアイルランドとスコットランドの伝統音楽を学びながら、1998年「シャナヒー」を結成し、ハープ、ピアノ、リードオルガン奏者として、関西を拠点にケルト音楽〜北欧音楽の分野で長く演奏活動を行ってきた。2011年からはケルトの笛とハープの「hatao&nami」としても全国各地でコンサートを展開。
来日アーティストとの共演を重ねて研鑽を積み、時折ヨーロッパやアジアを訪れコンサートを開催している。これまでにシャナヒーより4枚、hatao&namiより4枚のCDをリリース。傍ら、CM音楽、ゲーム音楽や、様々なアーティストのCDの音源制作も行っている。
2020年ケルト〜北欧の伝承音楽をハープのためにアレンジした、ハープソロCD&譜面集「Sølvharpe」をリリース。
他に、ハープアンサンブルのための楽曲アレンジも多数手掛けている。
 

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