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プロフェッショナルの視点が身につく「塚澤真聞(しんぶん)」(2024.11.25)
元JPモルガンでトップを極めた稀代の経済アナリスト、塚澤健二氏をゲストに迎え、新聞やニュースの「本当の読み方」を学びます。
塚澤真聞(しんぶん)のしんぶんは「新」しく聞くではなく真実の「真」に聞くという文字を書きます。
ただニュースを鵜呑みにするのではなく、その裏側をしっかり見抜く視点を身につけるためのコーナーです。
※毎週配信! 塚澤健二先生の「生活防衛の教室」 番組内の「塚澤真聞(しんぶん)」コーナーより抜粋。
月額見放題コース「ゴーイチ・プレミア」にて限定公開中!
(第653回生活防衛の教室より抜粋)
☆学生の教員離れ
教員採用試験の結果が続々と発表される時期となりました。
人手不足は当然、教員の世界も同じ。
東京都教育委員会の発表によると、来年度の小学校の教員採用試験の
受験者は2441名、合格者は2118名。受験倍率は1.2倍でした。
他の自治体でも同様の低倍率。
それだけではない。
高知県では小学校教員試験合格者280名のうち、204名が辞退をしたという、辞退率の高さも深刻。
やりがいのある仕事、なんてことだけでは通用しない。
労働環境の改善、適切な残業代支給など、当たり前の対価が当たり前に受け取れるようにしなければ、教員はいなくなるばかりだ。
☆高齢者ドライバーの今後
WEBニュースの見出しを見ていると、高齢者ドライバーの事故が多くあるが、覚えていない、人をはねたのに気づいていないというような、まさかと思う内容が並んでる。
高齢者の免許返納の声が大きくなるきっかけとなった、池袋で親娘を轢き殺した事件。
受刑者であった飯塚氏が老衰で亡くなった。
当時、年齢を理由に、すぐに逮捕されなかったことで、上級国民、という言葉も流行ったが、これを機に高齢者の免許返納が急激に増えたことから、ひとつのポイントとなった事件だ。
当初は車のせいだと言い張っていた飯塚氏だが、晩年は、同じような高齢者に免許の返納を呼びかけたいと話していたようだが、服役中とはいえ31歳と3歳の親娘を轢き殺した人間が93歳で老衰で死ねた、ということにやるせなさを感じてしまうのも事実だ。