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プロフェッショナルの視点が身につく「塚澤真聞(しんぶん)」(2024.4.15)
元JPモルガンでトップを極めた稀代の経済アナリスト、塚澤健二氏をゲストに迎え、新聞やニュースの「本当の読み方」を学びます。
塚澤真聞(しんぶん)のしんぶんは「新」しく聞くではなく真実の「真」に聞くという文字を書きます。
ただニュースを鵜呑みにするのではなく、その裏側をしっかり見抜く視点を身につけるためのコーナーです。
※毎週配信! 塚澤健二先生の「生活防衛の教室」 番組内の「塚澤真聞(しんぶん)」コーナーより抜粋。
月額見放題コース「ゴーイチ・プレミア」にて限定公開中!
◆終わらない物価高に使えるランチ代は?
◆客が怖い!?バス運転士不足の意外な背景
(第623回生活防衛の教室より抜粋)
☆終わらない物価高に使えるランチ代は?
調査会社のマイボイスコムでは、一般的サラリーマン1万人弱に対するアンケートで「平日ランチの予算」を尋ねた。
すると、
100円未満が7.8%
100円から300円未満が31.9%
300円から500円が35.6%
500円未満が75%となる結果となった。
100円未満とは食べない、ということなのか、自炊でそのくらいになるということなのか、その辺は不明だが、300円でも今ではコンビニでおにぎりが2個も買えない値段だ。
大手の飲食店では500円の壁があり、特に牛丼チェーン店などでは原材料高騰の中、その価格帯でせめぎあっている。
サラリーマンの半数近くが、お昼におにぎり一個しか買えないとは、まるで先進国とは思えない字面だ。
☆客が怖い!?バス運転士不足の意外な背景
「バスやタクシーの運転士が不足している」とよく見かける。
特にバスはいま深刻な状態となりつつある。
新規の運転士が集まらず、離職率も上がっている。
さらに2024年問題も加わり、賃金も低くなるという危機的状況なのだ。
そして離職の理由が低賃金などではなく、「客が怖い」という理由が多いというから驚きだ。
単に怒鳴り散らかしてくるクレーマーもいれば、時刻表通りに来ないと「遅い」と嫌味を言われるのは日常茶飯事。「停車の前に動かないで」という呼びかけを無視して危険な行動をしたり、賃金についてのやりとりをしたりと、とにかく客の相手をすることが嫌だそうだ。
いまバス業界では「運転士」と呼称し、プロとしての意識を持たせることを広めているが、高齢者は「運転手」と下に見ていることもあるようだ。
バスがなくなれば困るのは誰なのか、よく考えて行動をした方が良いのではないだろうか。