ヒマラヤを越える「密」の教え(全13本)

チベット密教へのアプローチ

~1%の人が気づいている内なる叡智を開く鍵2~

講師:箱寺孝彦(213分)、牧野宗永(233分)、西川真知子(114分)、上馬塲和夫(111分):2019年)


The secret wisdom of trance Himalaya

ヒマラヤを越える「密」の教えとは何か?


世界の屋根と言われるヒマラヤ山脈。その周辺には長く口伝で伝わってきた「密」の教えがあります。マンダラ、チベット死者の書などで知られるチベット密教は仏教の中でも独特の形態をもって発達してきたことはご存知のことでしょう。このチベットで育まれた密教は、周辺諸国のみならずヒマラヤ山脈を越え世界に広がり、特に、欧米では大変な人気があります。

1%の人が気づいている内なる叡智を開く鍵

密教とは師から弟子へ、「口伝」で伝えられる秘密の教えのこと。秘密の教えゆえに密教と呼ばれるのです。神秘のベールに包まれ叡智が詰まったチベット密教にスポットを当てます。講師として、チベット密教の僧院で本格的な修行を重ねた2人の日本人、牧野宗永先生(チベット密教ニンマ派)と箱寺孝彦先生(チベット・ボン教)によるチベット密教のエッセンスや瞑想法などワークを交え、インド・アジア圏の知識が豊富なアーユルベーダの第一人者・西川眞知子先生と、医者であり東洋医学の研究者であり大学でも教鞭をとる上馬塲和夫先生によるチベット医学のお話やワークを交えた映像をお届けいたします。

    講座の内容    


(1)「チベット神秘の教えゾクチェン、「虹の身体」とは?」箱寺孝彦(213分)

信仰と神秘の国チベット。チベットのジョカン寺やネパールのボダナートを訪れれば、たくさんの人々が五体投地し祈りを捧げています。五体投地やマントラには作法があります。そして、チベットで最も神秘の教えであるゾクチェン。なぞに包まれたこの瞑想の修行者は、なんと岩に手形や足形を残すのです。そして死が訪れたとき、身体が小さく縮み虹の身体を獲得るといわれています。

この講座では、実際に五体投地、マントラ瞑想、ゾクチェン瞑想を解説します。チベットに興味のある方や、ゾクチェンに興味のある方なら、グッとチベット瞑想の世界に近づくことができ、心が安らかになるでしょう。
 



全5回●合計213分:2019年5月撮影収録
vol.1・54分/vol.2・51分/vol.3・50分/vol.4・40分/vol.5・18分


(2)「よくわかるチベット密教の教えと実践~入門編~」牧野宗永(233分)

密教の「密」とは秘密という意味であり、資格を有する師に長年師事して条件を満たした弟子にのみ与えられる秘密の教えが密教なのです。その意味でチベット密教は、誰ですぐに学べる教えではありません。それが今までチベット密教を神秘のベールで包んでいた大きな理由かもしれません。

今回はチベット仏教ニンマ派の僧院で長年研鑽を積んだ講師によって、そんな神秘のベールに包まれたチベット密教の全体像を明らかにし、誰にでもできる簡単なハタヨーガや瞑想などの初歩的な実践を紹介します。チベット密教に興味を持っている方や実践してみたい方にオススメの入門講座です。



全4回●合計233分:2019年6月撮影収録
vol.1・56分/vol.2・68分/vol.3・45分/vol.4・64分


(5)インドからチベットへの道~チベタン・ヒーリング~」西川眞知子(114分)

仏教やインド哲学を学び、ヨガやチベット体操を指導させていただき、アーユルヴェーダを実践してきた西川眞知子だから語れる生活や仕事に活かす智恵としてのお話させていただきます。

インドで生まれた仏教、ヨガ、アーユルヴェーダなどがそれぞれチベットで、チベット仏教、チベット体操、チベット医学へと熟成されていく道を5つの元素=5エレメントの調和バランスする音、香り、色、タッチ、味で自然への回帰を説明いたします。



全2回●全114分:2019年6月撮影収録
vol.1・59分/vol.2・55分


(4)「ボディ・マインド・スピリット~チベット医学の神髄~」上馬塲和夫(111分)

チベット医学は、アーユルヴェーダを中心にしながら中国医学やペルシャ医学、さらには仏教哲学の内容を包含しています。基本的に、チベット医学は、ラマ僧(チベット仏教の僧侶)でないとなれません。そのため宗教的な救いの力を有しています。ヒマラヤの自然界に在る薬草や鉱物、動物などを薬にし、そのボディ・マインド・スピリットに対する効果を活用している点では、世界でもっとも統合された伝統医療であります。

また、生と死の双方を扱う点で、チベット医学は、「医療を超えた生き方と死に方の智慧」と言えるでしょう。そのようなチベット医学の真髄に魅せられて私自身の生き方のモットーとしている「無我・利他・慈悲」を中心として紹介します。



全2回●合計111分:2019年6月撮影収録
vol.1・62分/vol.2・49分

※全約671分(11時間以上)の映像です。


   プロフィール   

箱寺孝彦
1969年神奈川県生まれ。瞑想家、翻訳家。自分自身の心の苦しみに向きあうために、1995年からネパールの首都カトマンズに渡航し、ボン教僧院で瞑想修行をはじめる。ネパール、インド、チベットなどで修行する。ゾクチェンをはじめとするチベット瞑想の数々を習得したあと、チベット人の高僧から伝法の許可を得て帰国。2009年から東京と大阪で「ちいさな瞑想教室」を主宰し、ゾクチェンの伝授をしている。著書『ゾクチェン瞑想修行記』、訳書『光明の入口-カルマを浄化する古代チベットの9瞑想』

牧野宗永
大学の仏教学科卒業後、ネパールのカトマンドゥへ留学し、約8年間チベット仏教僧院に滞在する。五体投地10万回など、過酷な前行を2回成就させ、チベット仏教ニンマ派の伝える密教の教えであるゾクチェンの伝授を受ける。そのほか、チベット仏教ニンマ派の高僧たちから多くの貴重な伝授、灌頂を授かる。 帰国後、チベット仏教の叡智を美術や教育を通して伝える「仏教文化コミュニケーター」として活動している。

西川真知子
インドの古典に出会ったことをきっかけに、人間の存在そのものや、精神世界に興味を持つようになる。大学時代にはインド、アメリカなどを訪れてヨガや自然療法を知り、著名なヨガ指導者に師事し、指導者となる。アーユルヴェーダ体質別健康美容法と独自な簡単生活習慣改善プログラムを構築し、講演、セミナーおよび健康美容のコンサルティングや商品開発を数多く手掛ける。共著および著書に「生命の科学アーユルヴェーダ」(農文協)「幸せを呼ぶインドの神様事典」(マイナビ出版)など著書30冊以上。 
【HP】http:www//jnhc.co.jp

上馬塲和夫
医師、医学博士。昭和53年・広島大学医学部医学科卒業後、虎の門病院内科レジデント。昭和56年、北里研究所付属東洋医学総合研究所研究員。昭和61年、北里研究所臨床薬理研究所勤務。平成8年、シドニー・セントヴィンセント病院心肺移植センター留学。平成11年、富山県国際伝統医学センター次長。インド、チベットの医学の調査研究。平成20年、富山大学和漢医薬学総合研究所・客員教授。平成22年〜、帝京平成大学ヒューマンケア学部・教授。平成23年〜、日本補完代替医療学会理事、同学会学識専門医、温泉療法医、日本統合医療学会認定統合医療指導医。平成30年~、ハリウッド大学院大学教授、メディカル・トータルビューティ研究所所長・教授。帝京平成大学東洋医学研究所・客員教授。著書に『新版インドの生命科学アーユルヴェーダ』(農文協)など多数。「チベット医学の真髄」監訳。

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