鎮魂音楽ライブ&対談in祝殿 言霊GALAXY(ギャラクシー)99第4講座 金大偉

~「鎮魂組曲」について
今世界は鎮魂を必要としている。そう感じているのは金大偉氏一人ではないだろう。この悠久の歴史のなかで、人類は驚異的な発達を遂げた。しかし、それと引き換えに犠牲にしたものは、あまりにも多い。そこから聞こえるのは、現代人、そして過去に生きた姿なき御霊たちの魂の叫び声である。その声を無視して、このまま現代の文明を続けようというのか。否、それは無謀な試みといえる。そうした悲痛な叫びが臨界点に達しようとする時、この鎮魂組曲は生まれた。まるで「天」と「地」が、この世の「人」に命じたかのように。鎮魂とは大地である。「地」にすべての声を還すとき、それらは反転し「天」へと上昇する。しかし、それで終わりではない。新たな言霊として、また「地」に戻ってくるのである。その時「人」は、自らが万物の主宰者となる。そして、今度は「天」と「地」を広げ、それらと共にある存在として。新たな神話はこうしてつくられていく。「鎮魂組曲」とともに。~
七沢賢治(エグゼクティブ プロデューサー)~

≪動画時間:1時間2分≫
≪配信開始月:2016年9月≫
~天空の風と光が、われらの魂を深く奏でてゆく~金大偉氏 祝殿コンサート

~鎮魂は、生者の魂や死者の魂を鎮めることであり、また宇宙の万物や森羅万象などすべての魂に対して、調和と平安を願って祈ることでもある。この組曲は、循環し続けるあらゆる生命体へ対する祈りの思いを込めている。自己と他者との調和、天、地、人の間における調和、そして生きている空間、生きている大地、生きている海や天空……、それが「生」の形として、煌めく光の姿として無限に統合へと向かうのであろう。~
金大偉(作曲、演奏)


プロフィール
金 大偉 Kin Taii 略歴
中国遼寧省生まれ。父は満洲族の中国人、母は日本人。来日後、独自の技法と多彩なイマジネーションによって音楽、映像、美術などの世界を統合的に表現。様々な要素を融合した斬新な作品を創出している。音楽CD『Waterland』('97)、『新・中国紀行』('00)、 2006年に「道 tao」シリーズ3枚を発表。また中国の納西族をテーマにした『 東巴TOMPA.』シリーズ3枚を発売。『The Earth』('08)、『水郷・紹興』('10)。東日本大震災への祈りの組曲『念祷 nentou』('11)、『冨士祝祭〜冨士山組曲〜』('14)などリリース。 映像監督作品は、『海霊の宮』('06)『水郷紹興』('10)『花の億土へ』('13)『ロスト・マンチュリア・サマン』('15)など多数。

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