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中野真澄★チベット伝統医学の真髄vol.11

チベットという聖地
標高3,500m~5,500mという世界で最も高い場所のひとつで、約4,000年の歴史ある天空の聖地チベット。そのチベットでは四大東洋医学のひとつに数えられる独特の医学を発展させてきました。

虹の身体を得る
チベット伝統医学の健康の概念は、健康になると『健康・長寿の二つの「花」が咲き、法・財・悟りの三つの「実」がなる』とされ、仏教的なアプローチを織り交ぜながら瞑想、呼吸法、マントラ、ヨガ、食養、生活習慣、薬草、セルフケアなどにみることができます。その医学の健康の究極的な目的は悟りであり、「虹の身体」を得ることとされているのです。


◆第11回目(49分)

チベットに古くから伝わる治療法の中から、薬とスパイスについて解説します。チベットでは現在でも、山に自生する無数の高山植物を採取して様々な薬の原料としています。

この回は、中野さんが実際にチベットの山で採取したエーデルワイスなどたくさんの植物や、それらを薬にするまでの工程、それぞれの効能などを、美しい写真をもとに紹介します。

誰でも簡単に出来るようなキッチンファーマシーのスパイスについては、日本でも調味料として手に入れやすいナツメグ、シナモン、胡椒、生姜など身近なものの中から、体質ごとに薬として有効なものや、その効果的な使用法を紹介します。料理やお茶などに少量を加えるだけで、手軽なセルフケアとなります。

<中野真澄 プロフィール>

中野真澄伝統医学研究所代表、(有)GBLホリスティック研究所 代表取締役

28年間35,000名以上の実践を経て、古代人の智慧、伝統医学に魅力される。1991年、大手エステティックサロン入社。1995年アーユルヴェーダに出会い、衝撃的に縁を感じて没頭し独学で学び実践する。2007年大阪アーユルヴェーダ研究所にて稲村ヒロエ師・PHDシャルマ師について、本格的にアーユルヴェーダを学ぶ。2009年夏、初めてドクターニダ師が来日。

チベット医学の精神性の高さや、シンプル且つ効果的なシステムに感銘を得る。その後、国際伝統チベット医学研究院日本支部を立ち上げ、代表として毎年ドクターニダのセミナーをオーガナイズ。2010年以降はチベット密教ゾクチェンの修行を始める。ニチャン・リンポチェと、ナムカイ・ノルブ・リンポチェを師としている。

2013年、2015年にはドクターニダの故郷、チベットアムド地方のマルオホスピタル他、2つのチベット医学のクリニックにて現地研修修了。他にも、ネパール、インド、のクリニックで視察や現地でチベット医学セラピーを実践。

現在は毎日ゾクチェンの修行を行じながら、京都に2店舗、沖縄に1店舗のサロン経営の他、日本に誰でも簡単に出来る「おうちで出来るチベット伝統医学」を広める活動を全国で行っている。
 

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